阿部サダヲが仏のオガワになった最終回ドラマ

とうとうやってきました最終回「アップデートしなきゃダメですか」観たいような、観たくないような…このドラマがインパクトありすぎて、他のドラマ観る気がなくなりました。

阿部サダヲが仏のオガワになった最終回、アップデートしたまま昭和へ

令和に半年も在住した市郎(阿部サダヲ)は、PayPayも使いこなしSDGsも心掛けるようになった。令和でのテレビ局の仕事はサカエ(吉田羊)に譲り、半年ぶりに昭和へもどる。

学校へ戻ると校長先生が辞めさせられていた。理由は女装癖。女装を辞めるか校長を辞めるかと迫られ、あっさり校長を辞任。市郎は、女装は犯罪ではないと違和感を感じる。

現代では多様性の観点から、女装をする男性は珍しいとは言えませんが、さすがに昭和の時代では異色だったでしょうね。マツコ・デラックスさんも女装の男性ですが、テレビで見ない日はないですね。

校長代理となったのは教頭。市郎が半年ぶりに戻ったので歓迎会が開かれる。『飲み二ケーション』。「男の挨拶と女のスカートは短い方がいい」と教頭、「男のスピーチと女のスカートは短い方がいい」と正す市郎。前校長を「おかま」と表現する教頭に「おかまと女装はちがう」と正す市郎。

市郎は令和でアップデートされていたんですね。昭和って言いたい放題でも良い時代で市郎もNGワード連発だったのに…。ちょっとつまんない気もしますね。

『地獄のオガワ」から『仏のオガワ』に変身し、r純子に対しても暴言を発することも躊躇してしまう。

初回放送の爆笑した市郎の暴言は最終回ではトゲが抜けたようになくなってしまいました。なんだか寂しいです。

阿部サダヲが仏のオガワになった最終回、渚は母との思い出を回収

市郎と一緒に昭和へタイムトリップした渚(仲里依紗)は純子(河合優実)と再会。純子の母で渚の祖母(蛙亭イワクラ)の話で盛り上がる。

市郎の妻役の蛙亭イワクラ。本当に可愛くて市郎とお似合いのイチャイチャ夫婦。昭和で言えばバカップル。思い出シーンだけの登場でしたが蛙亭イワクラ、演技が上手で愛嬌たっぷりでした。

渚は令和の会社で起こったハラスメント疑惑のことを純子に話すと、純子は優しくアドバイスをくれる。亡き母を思い起こすような行動に涙がこぼれそうになる渚。

純子は渚が自分の娘だとは気がついてないのですが、渚は母の愛に触れることができて良かったですね。母親の愛情って何にも代えがたい力があるのですね。

阿部サダヲが仏のオガワになった最終回、令和と昭和の違和感に悩む

昭和にキヨシのスマホを持ってきていた市郎とサカエは通話し、元の時代に戻ったが違和感を感じるふたり。

サカエの違和感…言いたいことはSNS、気に入らない人はブロック

市郎の違和感…校長代理がいじめの加害者を被害者に直接謝らせ、PTAではいじめられる側にも問題があると発言。

もともといた時代なのにお互いに違う時代を知ってしまったので、生きずらいという。

どちらの時代も知ってますが(笑)、どちらの時代も良いところ悪いところってありますね。例えば昭和はNGワード多かったですが、令和はハラスメントって言いすぎで疲れます。

『寛容さ』が足りないと言って、最後のミュージカルが流れました。

寛容になりましょう、って本当ですよね。ちょっとのズレは多めにみましょう、そうですね。自分にも言えることです。家庭内でも細かい事、言い過ぎかも、と反省しています。

このドラマの伝えたかったことって『寛容になりましょう』ってことだったのか、と思いました。歌詞の中にもあったのですが、何かを言えばすぐ炎上、黙っていても炎上。ほんと、ほんとって思います。SNSでふるぼっこ、よくありますよね。

面と向かっては言えないけれど、SNSではすぐ書き込んじゃう。

阿部サダヲが仏のオガワになった最終回、佐高くんの恩返し

昭和にいたキヨシが、登校拒否の佐高くんの家に通って一度は登校したものの、過剰な歓迎ムードに疲れて再度不登校になる。

そんな佐高くんが令和の時代でド派手なスポーツカーに乗って、キヨシを探し当てた。

昭和のキヨシが令和に戻る前に残した名言。

「学校なんて自分と気が合わない人がいるってことを勉強する場所で3年間のうち、1人か2人友達が出来れば他は一生会わなくていい人達。俺は佐高くんに会えて良かった、それは学校があったから。」ドラマ不適切にもほどがある、キヨシの言葉

本当にそうですよね。このキヨシの言葉を不登校の伝えたい。

佐高くんはキヨシの言葉で学校へ行くようになり、高校に入って気のあう仲間とゲーム会社のCEOになっていた。キヨシを探し当てたのは何か恩返しがしたいと。

タイムトリップ開発のスポンサーになってくれた。

鶴の恩返しみたいな、佐高くんの恩返し。こんなすごい恩返しとは。そこまではいかなくても、自分がしたことの良いことも悪いことも必ず返ってくるということですね。

最終回感想まとめ

楽しく視聴したこのドラマ。終わってしまうのが残念です。クドカンの脚本ということで笑えるけど意味が深くてちょっと切なくて…。

最終回でも昭和の細かい設定がクスっと笑えました。ムッチ先輩のDCブランドで身を固めた姿。その横にはピンクハウスで身を固めた女の子。姫系ファッションの走りですかね。

市郎役の阿部サダヲさんは適役というか、この方しか適役はいない、と思わせる昭和感。暴言を吐くときのスピード感のすばらしさ。

純子役の河合優実ちゃん。そもそも個人的に素敵な魅力の若手女優さんだな、と思っていたところへこの役で超有名になったのでは。今後もいろんなところでの活躍が見れそうで嬉しいです。

そして、個人的なツボだったのが、吉田羊さん。もう、最高でした。宜保愛子って言われた時のリアクションや、恋に落ちた時の動揺、すしざんまいポーズに、やけに上手い歌。

大河ドラマで同じ時期に平安の貴族役なので、余計にこの方の演技力の素晴らしさと、ユーモアと変貌に私もヒツジスト(※)になるかもしれない、と思うこの頃。※吉田羊さんのファンの愛称

毎週家族で視聴したこのドラマ、ちょっとロスになりそうですが、また違うクドカン脚本が観れる日を楽しみにしています。

 

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