ほんわかここちよいドラマ「作りたい女と食べたい女」食と恋の行方は?

NHK夜ドラ「作りたい女と食べたい女」シーズン2。

追加キャストも加わり、4人の女性の関係性が絡み合ってきます。

ほんわかゆっくりと進展した二人の関係

野本(比嘉愛未)さんは、春日(西野恵未)さんの想いを募らせますが、言い出せず。バレンタインデーに一緒に過ごすことになる。

春日さんは、引っ越しをしようと思う、と告白する。ショックを隠し切れない野本さんは思い切って、胸のうちを告げることを決意し、春日さんへ告白する。

すると春日さんも野本さんと同じ想いだった。そして、ふたりで暮らしませんかと話をする。『好き』は友達としてではなく、恋愛としての『好き』をお互い確認する。

このふたり、お互いの気持ちを確かめ合っても、「野本さん」「春日さん」とお互い名字で「さん」付きの呼び方なんです。礼儀正しいというか、それがまた『ほんわかドラマ』を創り出しているような。

お互いの気持ちを確かめ合っただけで、ふたりの過ごし方は以前と変わらず野本さんの手料理を一緒に食べる、が基本。新居の物件探しもはじめる。

ふたりとも同じ気持ちだったんですね。同性愛、ほんわかする二人の関係。人間愛って感じです。

ほんわか4人の女子会でカレーパーティー

野本さんが春日さんの気持ちに気がついてから、矢子(ともさかりえ)に相談していた。ふたりの気持ちを確認しあったことを報告すると、矢子の自宅でパーティをしようということになった。

それにしても矢子さんはさっぱりとした姉御肌ですね。

春日さんは世奈(藤吉夏鈴)も誘って、3人で矢子の家を訪ねる。『作らない女』の矢子は種類豊富な本格派カレーのレトルトを準備しています。野本はナンの下準備をしていて、みんなで成形する。世奈は『食べない女』なので、手作りラッシーを飲む。

こういうスタイルのパーティーもいいですね。いろんな種類のレトルトカレーがたくさんあるけど、自分だけでは食べきれないので、少しづつみんなでシェアするのっていいアイデアですね。

矢子は世奈に対して、どうして食べないの?と質問することなく、3人は食べ、世奈は飲み物だけ。帰りにお土産でカレーとナンを持ち帰り。私だったら聞いちゃいそうです。

ほんわか世奈が少しずつ変わり始める

西野さんと春日さんの間の部屋に住む世奈。会食恐怖症で、人と一緒に食事を摂ることが出来ない。

春日さんが世奈と話すようになってから、西野さんとのお茶会に参加するようになり、カレーパーティにも参加した。むろん、食事はしないが飲み物だけでの参加。

西野さんと春日さんと接することが増え、人と会話することが楽しいと思い始め、以前の職場ではランチタイムにさえ苦痛を感じていた世奈だったが、病院に行ってみようと考え始める。

その決意を聞いた西野さんと春日さんは「応援しています」と励ます。

病院に行くと、「会食恐怖症」という病名がわかり、「治りますよ」と言われ安堵する。

偶然、矢子と会いそのことを告げるとすんなりと理解してくれる。世奈は今までの後ろ向きだった気持ちが少しずつ前向きになっていく。

矢子は大人の寛容さで世奈の心の内を敏感に理解してくれていますね。こんな女性、素敵です。

ほんわかとすれ違う、ふたりの想い

春日さんは世奈に「付き合うってどういうことなんですか?」と相談する。「一緒にしてみたいことをしたらいいんじゃないかな。」とアドバイスする。

春日さんはいちご狩りのパンフレットを野本さんに見せ、一緒に行かないかと尋ねてみる。野本さんはいちご狩りではなく、野菜狩りを選ぶ。楽しい野菜狩りで、ふたりは素敵な一日を過ごします。

ばったり会った世奈から「いちご狩り楽しかったですか」と聞かれ、春日さんはいちご狩りに行きたかったことを悟る。自分のしたいことを押し付けてしまったのではないかと野本さんは悩む。

矢子にそのことを相談すると、ちゃんと言葉にして伝えた方が良いよ、とアドバイスをもらう。

ここでも矢子は自分の失敗談も加えながら、大人のアドバイスをくれるんですね。

ふたりは春日さんの部屋で食事の約束をし、今回は春日さんが手作りのポトフと照り焼きチキン、野本さんはデザートのいちごパイを持参。

美味しいものを食べた後に、春日さんは自分がどうしたいか伝えるのが苦手なような気がする、と話す。野本は、我慢しないで何でも話してください、と二人は理解しあう。

ほんわかだったのに、不動産探しで試練が待ち受ける

二人で不動産探しを始めたが、同性愛の入居は厳しい現実。異性愛でもいつ別れるかわからないのが現状なのに、同性愛者はいつ破局するかわからないから貸せない…と色眼鏡で判断されるのですね。

しかし救世主!矢子さんがLGBT専門の不動産業者を紹介してくれる。二人は理想の部屋を見つけることができる。今はそんな不動産業者があるんですね。

西野さんが新居のキッチンで料理をすることがイメージでき、春日さんはふたりで快適な生活がおくれることがイメージできる部屋です。

ほんわかドラマ「つくだべ」のまとめ・感想

このドラマ、世奈以外はみなさん敬語なんですよね。カップルになった野本さんと春日さんでさえ、変わらず、ずっと敬語。だけどよそよそしくもない。不思議な空気です。

美味しい物を好きな人と楽しく食べることで、心を開いたり、心が温かくなったりします。

ネット上では同性愛ストーリーなので、不快感の意見もあります。多様性の現代ではBLドラマも多々あり、不快感がある方は視聴をされないでいいと思います。

個人的には、性的描写がないので食べ物ストーリーの比重が大きく、ほっこり視聴しています。音楽も可愛らしいですよね。

ラストではキスシーンがありますが、とても美しく幸せそうなふたりでした。

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