めるると木南晴夏出演「セクシー田中さん」最終話の結末

日テレ系、新日曜ドラマ「セクシー田中さん」が12月24日クリスマスイブで最終話となりました。

さて、田中京子(木南晴夏さん)と笙野京介(毎熊克哉さん)、朱里(めるるさん)と小西(前田公輝さん)の恋の行方は?

めるると木南晴夏出演「セクシー田中さん」最終話視聴率5.6% ネタバレ

意外と?と言ったら失礼かもしれませんが、私的には面白い作品だったと思いますが、結構視聴している方が多かったことに驚きました。

地味OLの田中京子(木南晴夏さん)は、ずっと憧れていたレストランマスター三好圭人(安田顕さん)にキスをせまられるが、笙野京介(毎熊克哉さん)が浮かび、拒んでしまいます。

自分の気持ちがわからなくなり、戸惑う田中京子(木南晴夏さん)。一方、母から勧められたお見合い相手と順調に交際を笙野京介(毎熊克哉さん)。病の母に一日も早く孫の顔を見せてあげたいという気持ちと、田中京子(木南晴夏さん)への気持ちがふっきれない笙野京介(毎熊克哉さん)。

ここまでだと、通常のラブコメはお互いの気持ちに気が付き、確認しあってハッピーエンドですが、「セクシー田中さん」では違いました。

最後までお互いの気持ちを告白することはなく、田中京子(木南晴夏さん)は海外へ留学し、笙野京介(毎熊克哉さん)は交際相手とは別れるも、田中京子(木南晴夏さん)に何も伝えることもなく終わってしまう、という何とも拍子抜けするようなエンドでした。

めるると木南晴夏出演「セクシー田中さん」最終話でのめるるの結末 ネタバレ

朱里(めるるさん)と小西(前田公輝さん)は、本当に微笑ましいカップルでした。

最終話の前の回で、交際がスタートしていますが、最終話ではクリスマスのベリーダンスパーティーでの朱里(めるるさん)ダンスは下手を通り越して、愛くるしいダンスでした。

その姿を微笑みながら見つめる小西(前田公輝さん)は、素敵な紳士です。その後、店の外に連れ出しプレゼントを渡しますが、朱里(めるるさん)の第一声に笑いが出ました!

プレゼントの箱を開けると指輪でした、朱里「えっ!高そう!こわっ!」(笑)。ですよね、いきなり高価な指輪をプレゼントされて、あざとさとは無縁な朱里(めるるさん)の心の声がそのままでてました。

「今すぐってわけじゃなくて、真剣に考えてる気持ちがあるよっていう。」という小西(前田公輝さん)も素敵です。朱里(めるるさん)に対する大切な気持ちが表現されていて、ほっこりするふたりです。

ゴールインするところは無く、朱里(めるるさん)がOLを退社し、メイクの仕事へ転身するところ、小西(前田公輝さん)と交際が継続しているところが描かれています。

小西(前田公輝さん)の顔を練習台にしてメイクをするふたりの微笑ましいこと…。

この作品で田中京子(木南晴夏さん)のストーカー的な大ファンで、婚活ばかりしていて退屈なOLだった朱里(めるるさん)が自立していく芯の強さも垣間見え、めるるさんの魅力がたっぷり観れました。ほんとに愛くるしいめるるさんでした!

めるると木南晴夏出演「セクシー田中さん」最終話で気になった笙野の母

最終話の前から出演している笙野の母(市毛良枝さん)。典型的な昭和の夫婦。亭主関白な夫の言うことをハイ、ハイと受け入れ、良き妻という名の家政婦のような生活を送っていた笙野の母(市毛良枝さん)。

病気が見つかり、死ぬまでにしたいことの中に「孫の顔を見る」と書いています。

入院中に笙野京介(毎熊克哉さん)に「お父さんと結婚して、ずーっと虚しかったのよ。」「ぽっかり空いた穴を埋めたかったのよ、それをあなたに押し付けちゃだめよね。」と。

夫は病院に顔を出すも、すぐにいなくなり、手術が終わった後に再度顔を出す。すると術後の笙野の母(市毛良枝さん)は夫に離婚届を渡します。

夫は「バカか!おまえは!」と言って病室を出ていきます。

すごく切ないシーンでした。結婚してからずっと虚しいなんて、人生を我慢で終わるようなものじゃないでしょうか。夫は自分の事が中心の生活だと思い込んでいたのでしょうか。それとも愛情表現ができない不器用な人だったのでしょうか。

このドラマは「結婚」という誰もが「しなければならない」と捉えがちなトピックスに対して、笙野の母(市毛良枝さん)を照らし合わせ、自由に自分の人生を謳歌することを表現していたんじゃないかと思います。

自分で選んだブルーのスカーフをつけ、笑顔で歩く笙野の母(市毛良枝さん)が切なくも、ほっとする場面でした。

めるると木南晴夏出演「セクシー田中さん」最終話 三好の素敵な発言集

三好圭人(安田顕さん)の素敵な発言。まとめてみました。

「案外自分の気持ちなんてわからない、コントロールできない、気持ちも感情も。」

「今日嫌いな人を明日大好きになるかもしれない、皆んな毎日変わっていく。明日何が起こるかわからない。」

「無難な人生なんて存在しない」

「誰かの人生にはまるなんて苦しいよ」(笙野の母(市毛良枝さん)の事?)

哀愁漂う三好(安田顕さん)の発言シーン。ほんとですよね、ほんと、ほんと。とうなづいてしまいました。

まとめ

現代では様々な生き方、多様性が可能な社会になってきました。しかし、自分自身でしっかりと決断しないといつの間にか誰かにゆだねる人生になることも現実です。

幸せはひとつではなく、自分がどう生きたいか。途中で方向転換してもOK!明日変わってもOK!

ラブコメのはずなのに、結構深いドラマだったことが魅力でした。

個人的に大好きな「勇者ヨシヒコ」での木南晴夏さんは若さもあり、おちゃらけキャラでしたが、「セクシー田中さん」では魅力ある大人の田中京子を見事に演じられ、楽しく視聴いたしました!

追記 ご冥福をお祈りいたします

大好きなドラマ「セクシー田中さん」。1月29日、原作者の芦原妃名子さんの悲報が流れてきました。

原作側とドラマの制作側でいろいろと行き違いがあったり、脚本のやり直し等トラブルがあったようです。

このような形で大好きだったドラマが違う話題になってしまい残念です。

誰かを責めたり、美化したりすることはできません。ただただご冥福をお祈りするとともに、素敵な作品に感謝したいと思います。

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