NHK夜ドラ「ミワさんになります」話題のコミックが実写化

夜ドラと言えば2018年から始まった短期のドラマです。月曜日から木曜日の週4日放送でシュールなドラマが多く、毎晩少しづつ楽しめる大人タイムな番組です。

朝ドラにはない、独特な内容が多くコミックが原作物もあります。

2023年10月から松本穂香さんがヒロインで堤真一さん出演、青木U平氏の人気漫画「ミワさんになりすます」が放映中です。

NHK夜ドラ「ミワさんになりすます」松本穂香主演、オタクっぷりがコミックそのもの!

既に人気漫画「ミワさんになりすます」でストーリーもご存じの方もいらっしゃると思いますが、簡単に説明すると映画フリークの松本穂香さん演じる久保田ミワがひょんなことから大ファンの俳優・八海崇(やつみたかし、堤真一さんが演じます)の家政婦になりすまし、勘の鋭いマネージャー藤浦華純(山口沙也加さん)の不審の目にビクビクしながらも、推しである八海崇(やつみたかし)との夢のような接近生活を継続するという内容です。

原作の人気漫画でも主人公の久保田ミワ(松本穂香さん)はかなりの映画オタクでコミュショな、癖の強い性格ですが、松本穂香さんは原作コミックさながらの演技で漫画から飛び出てきたような完成度!原作コミックの主人公にそっくりです。

いつバレるか、と罪悪感をずっと持ちつつ家政婦業を続けます。そのドキドキ感と言ったらたった15分の間に、バレるか?バレないか?と観ているこちらを虜にしていきます。言いたいことを言えずに生きてきた久保田ミワ(松本穂香さん)の心の声の独り言もオタク要素がたくさんで同感を促せます。そもそも家政婦の条件のひとつに「八海崇のファンではないこと」ということがあり、何年も推しの存在である八海崇を目の前にファンではないことを隠さないといけないのです。

とはいってもついつい知りすぎている知識をポロリとだしてしまい、マネージャーの藤浦(山口沙也加さん)の不審感は募っていきます。久保田ミワ(松本穂香さん)は幸せな経験をさせてもらう反面、罪悪感からは抜け出すことができず、八海崇(堤真一さん)宛てにカミングアウトの手紙を書きますが、ハプニング的にその手紙が風に吹き飛ばされてどこかへ。

さあ、その手紙は今後どのシーンで誰に見られてしまうことになるのでしょうか?!

NHK夜ドラ「ミワさんになりすます」推活のリアルを再現

最近話題の推活(おしかつ)。アイドル、ユーチューバー、歌手、俳優、声優、アニメ、キャラクターなど、多様な推し活が流行っていますね。代表的なのはアイドルの推し活ですが、「ミワさんになりすます」では、俳優、それも少し年齢が高い大御所俳優です。

まず、久保田ミワ(松本穂香さん)は基本、映画フリークです。邦画洋画問わず映画が大好き、特に八海崇(堤真一さん)の大ファンです。まず、当然のことながら出演作品はすべて観ています。そして役柄や印象に残るセリフ、数分登場する脇役まで覚えています。これは同じ作品を何度も何度も観ていた、ということなんでしょうね。いったい何回観たらセリフや細かい登場俳優まで暗記できるのでしょうか。(笑)

それから、インタビューの記事から掘り出したお気に入りのものや趣味、食べ物の好みなど。そして、恐ろしくもあるのですが住所。住んでいる場所ですね。なんだか推しというよりストーカーみたいなレベルです。

「ミワさんになりすます」では家政婦さんの募集記事まで検索して辿り着いてしまいます。この物語はそこからの面白いストーリーになるのですが、現実では犯罪?レベルに近いです。

現在のようにセキュリティーが厳しくなかった時代は、よくアイドル宅にファンが押し掛けたとう話やストーカーまがいの事件がありました。現代社会でもタクシー運転手が有名人宅をばらす、観光名所になる、という話も耳にします。有名人の方も大変ですね。善良なファン、という立場だけの人達ならありがたいですがいろんな方がいるので、中には行き過ぎた行動をとる方々もたくさん存在することでしょうね。

そういった観点からも「ミワさんになりすます」では家政婦さんの条件としてファンではないこと、と定められていたのだと考察します。

NHK夜ドラ「ミワさんになります」推し活用語、沼落ちって何?

ドラマの中では映画オタクで八海崇(堤真一)という俳優の推し活中の久保田ミワ(松本穂香さん)。ドラマの中で「沼落ち」というワードがでてきます。

「沼落ち」とは、アイドル、ユーチューバー、歌手、俳優、声優、アニメ、キャラクター、作品など推し活にどんどん落ちていくことを示すワードです。沼に落ちていくように、抜け出せない、という表現でもあります。

過去にもアイドルの追っかけやグッズはありましたが、現在は豊富なアイテムの推し活グッズや作品も有料配信や投げ銭など本当に沼から抜け出せない課金システムがあります。

当方家族にもアクスタ(アクリルスタンド)やマスコットを持参して、行く先々で写真撮ってる人がいます(笑)

まとめ

SNS上でも、「今年のドラマで一番面白い!」「コミックは知らないけどドラマでハマった!」など滑り出し上々の「ミワさんになりすます」。

松本穂香さんのシュールな演技とリアルな主人公演出で毎回どうなるんだろう、ハラハラドキドキのお楽しみドラマになっています。コミックを読んでいない方は読まずにドラマを観た方がドキドキ感があってお勧めです。

ドラマを観てからコミックを読みことをお勧めします。コミックを読むと松本穂香さんがどれだけはまり役なのかを実感します。また、インスタで撮影の合間のフォトがアップされていますので、お勧めです。茶目っ気たっぷりな出演者の方の様子が見ることができ、さらにドラマを視聴する際の親近感が増します。

これからのドラマの進み具合も待ち遠しいです。見逃した方はNHKプラスの見逃し配信か、金曜日の深夜に一週間の見逃しが一挙に放送されていますので、是非ご覧になってくださいね!

追記 おめでとう!ギャラクシー賞月間賞受賞!

放送批評懇談会が主催する放送文化の向上に貢献した番組を表彰する「ギャラクシー賞」テレビ部門で2023年12月度月間賞を受賞しました。

「原作をリスペクトしつつ、オリジナルの部分を取り入れてドラマならではの物語を構築。ミワさん役の松本穂香のオドオドした様子、表情、声、たたずまいなどすべてが完璧。ベテラン俳優陣の巧みな演技がドラマのクオリティを引き上げた」と評価されました。

個人的に、お気に入りのドラマが賞を受賞するとなんだかとてもうれしいです!

おめでとうございます!(大拍手)

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