NHKBSプレミアムドラマ「舟を編む~私、辞書つくります~」第5話感想です。
柴田恭兵が現在出演中のドラマで「ソケブー」探しのような学習会に「ジュショーズ」登場
松本先生(柴田恭兵)が30年続けている、ライフワーク「辞書引き学習会」のイベントに、今回みどり(池田エライザ)も初参加することになった。
本来小学3年生から辞書を使用するが、チラシには小学1年生から参加可能と。幼い年齢から辞書にはまって夢中で読んでくれるようになり、辞書を『ひく』ではなく、『読む』という。
なるほど、幼児用の辞書ではなく本格的な辞書に早い年齢で触れることで言葉に対する興味度が違ってくるということですね。
佐々木(渡辺真起子)の息子もはまったそうで、知っている言葉を見つけたら「ヒットだぜ」と言っていた。みどりは「あ、ソケブー、ソケットブースター」
ソケットブースター、ソケブーってポケットモンスターを疑似たんでしょうね。ドラマ内では違うキャラに。しかしよく同じ音質の言葉を探してきましたよね。
辞書引き戦隊「ジショーズ」に入隊させられたみどり。天童(前田旺志郎)から気合が入った指導を受ける。
音楽は馬締担当ですが、どんくさくて天童からめっちゃ怒られてます。本当はプロのミュージシャンなのに…出来ない振りも大変ですね。
辞書引き学習会が始まった冒頭、辞書引き戦隊「ジショーズ」が現れる。天童は真っ赤な衣装、みどりは鮮やかなグリーンの衣装。二人はポーズを決め、子供たちは大喜び。
エライザさん、すごくスタイルいいので似合ってます!みどりはグリーンの衣装って。(笑)ユーモアたっぷりのドラマです。
柴田恭兵が現在出演中のドラマで「言葉の冒険」学習会
松本先生登場で、荒木が声で演じる悪役「アラキング」が知ってる言葉を辞書の中に閉じ込めた、と悪役の声が流れる。ジショーズは、子供たちに「知ってる言葉を助けてくれる? 」と。
辞書をパッと開き、知っている言葉があったら付箋をつける、というイベント。
「言葉の冒険を始めましょう!」
楽しそうですね、私も参加したい!素敵なフレーズですね、「言葉の冒険」
みどりはマナト君のサポートをする。「靴下」を探し当てたが、なぜ「下」なのかに疑問をもつマナト君。そこでみどりは「下」を辞書で引く。
【下】①物が落ちていく方向。②外からは見えない内がわ。
調べたことなかったです。シンプルすぎて。外からは見えない内側が「下」なんて、人生〇〇年生きてきて初めて知りました!(笑)
そのあと、マナト君は調べたい言葉があるのに、どの辞書に載っていない。他の子の辞書を取り上げようとしてトラブルになり、学習会を飛び出してしまい、母親も追いかけて出ていく。
マナト君が途中で帰った後に、松本先生がみどりに、辞書を嫌いになってはいけないから言葉でフォローしてほしい旨を伝えるのですが、そういうことって本当に大事だと思います。
小さなことですがちょっとしたことで子供はトラウマになったりします。選りすぐりの言葉でフォローすると嫌いではなく、好きになってくれるでしょうね。
柴田恭兵が現在出演中ドラマで、「からかう」という意味
みどりは姉からメールで沈んだ表情になり、宮本に自分の家庭事情を説明する。実家のお店(美容室)を継ぎたい母と東京で仕事をしたい父とでぶつかり、当時5歳だったみどりは父と暮らすことになる。姉と母は山梨の実家に帰った。
母親が2人の娘を連れていくのはよくある話ですが、一人ずつ子供が別々になるというのも切ない話です。
母の山梨の家で、母のお誕生日にサプライズをして、大好き!と抱きしめたのに抱きしめ返しててもらえず、曇った表情をした母。その後知人に「みどりはいつも私をからかって」という言葉を聞き、みどりは「違う、からかってない」とひとり悲しげに呟いたことがあった。
みどりは母に嫌われたんだと思うようになり、会うのが怖くなった、と。
なんだか、そのエピソード私も経験あります。そして今も謎。何故なのかわからないままの記憶って、もやもやして思いだしたくないですよね。
宮本は、お母さんはからかわれたなんて思ってないんじゃないないか。親が子供を嫌いになるはずない。自分は殴りたくなるような親に育てられたけど、最近ようやく、親も人間だなって思えるようになったと伝える。
宮本くんもなんか訳ありの家庭そうです。いろいろありますよね、家庭の事情。幸せそうに見えても何かそれぞれ事情があるはずです。
宮本は、お母さんに聞いてみたらどうですか?もし、嫌いって言われたら旨いもの食べに行きましょう!おごります!と言うとみどりは笑う。
なんだ、もう宮本さん、みどりが好きなんですね。めちゃくちゃ好きじゃないですか。現実では、仲良しの共演者で出演作品が結構かぶっているそうです。
柴田恭兵が現在出演中のドラマで、上京する母と姉
姉・さつき(金澤美穂)から連絡があり母の誕生日に母・若葉(森口瑤子)と一緒に上京する。みどりが頑張っていたファッション雑誌が終わり、心配している様子。
みどりは今度の日曜日、母と姉が来るので香具矢のお店『月の裏』は開いているかと尋ねると、その日は定休日。しかし香具矢はみどりの2文字の人(好き、の2文字です)の為に開けてくれることになる。
馬締さんより、香具矢さんと仲良しのみどり。お姉さんみたいな存在でいいでよね。
『月の裏』で久しぶりに母と姉と会うみどり。姉が離席し、母とふたりになり、気まずいみどり。母は雑誌を買うことでみどりに会えている気持ちだったと言い、今は何をつくっているの?と聞かれ、たいしたものじゃないと、答えるみどり。
聞いちゃえば?言っちゃえば?と香具矢と宮本が言ってくれた言葉が脳裏をよぎるが、言えないみどり。家族って親子って一番近いはずなのに、肝心なことが言えない時ってありますよね。
母と姉が乗るタクシーを見送るみどりは香具矢は「あるよね、思ってもない事を言っちゃうこと。思ってるけど、言えない事。」とつぶやく。
本当にみどりにとって、香具矢は救いの女神ですね。有難い存在です。友達も少ないみどりにとっては唯一の心を許せる存在でしょう。
第5話感想前編まとめ
前回のストーリーからみどりの記憶に残っていた幼い頃の母との苦い思い出。みどりの「スキ」な人は母親。今回のストーリーでそのわだかまりがどうやって解けるのでしょうか。
マナト君が探している言葉は何なのでしょうか。後編の感想も是非読んでください。
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