ドラマ「自転しながら公転する」松本穂香主演、最終話の感想(ネタバレ)

3週連続で放送されたスペシャルドラマ「自転しながら公転する」の最終話が放送されました。

都(松本穂香さん)と貫一(藤原季節さん)の恋の行方は?幸せとは?

ドラマ「自転しながら公転する」最終話の感想 都の気持ち

都の両親が家を手放し賃貸暮らしをすることになり、都は一人住まいをしなければならなくなります。貫一(藤原季節さん)は再就職先を見つけ、引っ越しすると聞き、都(松本穂香さん)は意を決して、一緒に暮らすことを提案します。

中卒で金銭感覚の価値観が大きく違う貫一(藤原季節さん)。この先どうなるかわからない親の介護。契約社員でキャリアも不安定な自分。不安なことばかりなのに、優柔不断な発言しかしない貫一(藤原季節さん)の態度にブチ切れちゃうんです。

とうとう、貫一(藤原季節さん)に対し、その想いをぶつけて別れを切り出します。

本当は別れたくない、だから貫一(藤原季節さん)に決断してほしかったのかもしれないですね。

貫一(藤原季節さん)を置き去りに、帰ろうとしたときに「別れたくない」と言われ安堵します。

不安な気持ちを一掃してくれるのは、好きな人からの言葉、かもしれませんね。

ドラマ「自転しながら公転する」最終話の感想 貫一の気持ち

都(松本穂香さん)の両親に会ったときに、中卒で無職なことを告白し、激怒されます。自分でも中卒ということに少しコンプレックスを持っている様子の貫一(藤原季節さん)。

都(松本穂香さん)から一緒に暮らそうと持ち出された時に、躊躇してしまいます。それって「結婚?」と。「幸せになりたいんだろ?結婚して子供を産んで安定するのが幸せってこと?」と聞きます。

ラプラスの悪魔の話を持ち出し、運命を信じるのかと問い始めると、「うんちくウザい!」と都(松本穂香さん)に蹴っとばされます。

貫一(藤原季節さん)も不安だったんですね。中卒で稼ぎが少なく、都(松本穂香さん)を幸せにしてあげられるのだろうか?と不安で、はっきり返事が出来なかったのでしょうね。

貫一(藤原季節さん)は心優しい青年ですが、想いを伝えるのがうまくないのですね。

結局は、都(松本穂香さん)にYESかNOかと言われ、「別れたくない!」と涙ながらに返事をします。

ドラマ「自転しながら公転する」最終話の感想、幸せって何?

せっかく仲直りしたのに、貫一(藤原季節さん)が無免許運転だったことがわかり音信不通になります。

都(松本穂香さん)が友人に愚痴をこぼしていた時、友人と彼の関係を聞かされます。彼は離婚歴があり多額の養育費を払っているので、結婚どころではないが趣味や嗜好があうので幸せだと。結婚以外で自分の幸せをカスタマイズしているのだと。

久しぶりにあった裕福なベトナム人留学生に口説かれますが、彼の目的は日本人の女性と結婚すること。日本人と結婚することで永住権をとり、ビジネスを展開していくこと。しかし都(松本穂香さん)が8歳も年上だと知り、それはまずい、と。

母親に「お父さんと結婚して幸せだった?」と聞くと、「家も手放して、病気もしたけど今幸せ」と。自分が幸せと言えればそれでいいじゃない、と。

都(松本穂香さん)は「無理に幸せになること」を辞めます。

ドラマ「自転しながら公転する」最終話の感想、割れ鍋に綴じ蓋

踏切で倒れていた人を助けたことで、貫一(藤原季節さん)の素敵な部分が走馬灯のように思いだされます。都(松本穂香さん)がしない人助けをを易々とし、親の介護と援助をして、優柔不断でヘタレだけど、愛しい貫一(藤原季節さん)。

会いたい人、話したい人は貫一(藤原季節さん)だったと気が付き、貫一(藤原季節さん)が働く寿司屋に行き、想いを伝えます。

「割れ鍋に綴じ蓋」(お互いのない部分をおぎなっていくという意味)と伝えます。以前、貫一(藤原季節さん)が言っていたうんちくです。

貫一(藤原季節さん)は「うんちくウゼー。」と言いながらも二人の手が触れ合うラストシーンはほっこりしました。

ドラマ「自転しながら公転する」最終話のまとめ

このドラマのテーマは、「幸せって何?」でした。

人それぞれの状況や環境があり、一見幸せそうに見えても、そうでなかったりもします。でも、都の母(鶴田真由さん)が言っていたとおり、「自分が幸せ、と言えたらそれでいいんじゃない。」

幸せは人が決めるものではなく、自分が思うこと。経済が満たされているだけが幸せでもないし、結婚しないからといって不幸せでもない。

都の友人が言っていた「自分の幸せは自分でカスタマイズする。」この言葉はとても心に響きました。

よく言う、上を見てもきりがないし下を見てもきりがない、という他人と比べる幸せではなく自分でカスタマイズしていく幸せ。

お亡くなりになり大変残念ですが、直木賞作家の山本文緒氏さんの最後の⾧編小説を原作ということで、素晴らしい作品だったと思います。

2023年の締めくくりに素敵なドラマが観れてよかったです。

原作はまだ読んでいないので是非読んでみようと思います。

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