柄本時生がハルガスミというブックデザイナーで登場するドラマ第7話

NHKプレミアムドラマ「舟を編む~私辞書を作ります」第7話感想です。あっという間に7話になりました。終わりが近くなるころには、キャストが身近な人のように思えてきて名残惜しさが感じられてきます。

NHKBSプレミアムドラマ 毎週日曜日 午後10:00~10:45(45分放送)/再放送 NHKBS・BSP4K放送/BSP4K毎週水曜日 午後11:00~

柄本時生が登場するドラマで、SNS発信スタート

前回からの辞書デジタル化問題。新社長の五十嵐(堤真一)が会社の立て直しの為次々と改革を起こしていく。中型辞書「大渡海」も例外ではなく、デジタルの辞書1本化に変更され紙発行の辞書を打ち切りにさせられるかもしれないという危機に直面している。

経営者側にしたら、わからなくもないですね。デジタルのメリットたくさんあります。でも昔から言われているのは辞書を引くとその周りに載っている言葉が目に入り、語彙力がつく。そういわれて学生時代はパラパラと辞書を引いた記憶があります。

セレンディピティ…思いがけない幸運、偶然別の価値あるものを見つける、というらしいです。

辞書編集部では、役員会に向けてのプレゼンの材料にSNSで編集部を発信しフォロワーを増やすことを決める。過去にSNSで誹謗中傷を受けたみどり(池田エライザ)が、トラウマを乗り越えてSNSを立ち上げた。

SNSっていろいろと問題ありますよね。炎上とか、誤解とか、取り消せないデジタルタトゥー。誰にでも起こりうることです。

投稿内容が紙VSデジタルの検索対決の動画、とかぬめり感をパラパラとめくり説明する動画、図版の説明だったり。面白いんです。

謎の「おたむちゃん」という有名なインフルエンサーからフォローしてもらったおかげで、有名なブックデザイナー・ハルガスミ(柄本時生)もフォローし、フォロワーはどんどん増えていく。

おたむちゃんって正体がわからない人だったんですが、ゲゲゲの鬼太郎フリークの秋野教授だったんです(笑)ゲゲゲの鬼太郎のコスプレなんかしちゃってカワイイです。

柄本時生が登場するドラマでは、ハルガスミというブックデザイナー

柄本時生さん演じるブックデザイナー・ハルガスミは、超有名売れっ子デザイナー。ハルガスミがデザインした本は中が白紙でも売れる!というお墨付き。そんなハルガスミに辞書「大渡海」の表紙デザインをどうしても依頼したい。

みどりはSNS経由でアポを取り、役員会プレゼン後の夕方に「月の裏」(馬締妻・かぐやのお店)で会うことになった。しかし、役員会開催中の日中に挙動不審な様子でハルガスミが現れる。

柄本さん、個性的でいろんな役柄をこなす俳優さんですが、挙動不審させたら最高です!壁から隠れで顔だけちらっと。ひょっこりはん気味に(笑)全身黒ずくめで髪はボサボサ。みどり達も、えっ!この人が有名なハルガスミさん?!って表情でした。

「月の裏」が高そうなお店だったので、申し訳ないから来た、自分がデザインしたら中身を無視して購入する人が出て申し訳ないから断りに来た、と謙虚なのか変わってるのかわからない発言をみどりが大説得。

馬締の妻のお店「月の裏」は辞書編集部の接待のお店として大活躍ですね。和を基調とした落ち着いた店内の雰囲気が接待にはちょうどいい感じです。

柄本時生が登場するドラマで、玄武書房・役員会議の結論は?

中型辞書「大渡海」を何とか紙出版できるようにプレゼンする西岡(向井理)と馬締(野田洋次郎)。デジタルと紙のセット販売の提案をする。

新社長は会社の経営を一番に考えなければいけないので、辞書への熱い情熱よりも売り上げが気になるのは当然のことです。

新社長から辞書で勝算はあるのかと聞かれる馬締。馬締は作り続けることだという。他社の辞書が無くなっていっても玄武書房は辞書を作り続けるという。

何事も、継続は力なり…ですね。最近しみじみと感じます。(苦笑

西岡が仕入れてきたネタで新社長の五十嵐は、玄武書房の「玄武」の名付け親。子供の頃に公募があった際、本好きの五十嵐少年が応募して採用されたらしい。

西岡と馬締めはそのストーリーを知っているので本好きの五十嵐の心をつかもうと必死にアプローチするが、揺れる五十嵐の決断で、勝算が…とセット販売が決定には至らないところで、みどりから西岡へメッセージが入る。ハルガスミさん、決まりました!と。

ということは、辞書「大渡海」はハルガスミがデザインすることで絶対に売れると決まったようなものですね。みどりの「業」は素晴らしかったですね。大手柄です!

役員会議でプレゼンを成功させるなんて大変なことです。編集部の熱意が勝ち取ったプレゼンでしたね。

柄本時生が登場するドラマの感想まとめ

そもそも個性派ぞろいのキャストに、柄本時生さんが登場で更に個性が強くなりました。ラストのシーンではかぐやのお店『月の裏』で編集部のスタッフとハルガスミが乾杯をするシーンがあります。

かぐやに見とれたハルガスミが「尊い」というと、編集部全員がメモをとり、その先の言葉を書き記そうとします。(笑)

このシーンが編集部の結束と、熱意とあったかいファミリー感をだしていてほっこりしました。

強制的に飲み二ケーション、とかじゃなく、皆んなで打ち上げ、的な雰囲気がとても楽しそうだなと感じました。さて、来週はどんな展開になるのでしょうか。次はもう8回。残り3話になりましたね。

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