前週の放送では、まさかの阪神淡路大震災で純子と市郎が…という展開でした。笑えるだけのアホなドラマと思っていたら、さすが、クドカン、忘れちゃいけないことを入れてきます。
第6話「昔話しちゃダメですか?」はどんな展開になるのでしょうか。
昔話にうんざりウイカは令和に登場
カウンセラーとして市郎(阿部サダヲ)が勤務するテレビ局で、ドラマ部の社員として登場する羽村(ファーストサマーウイカ)。渚(仲里依紗)の同期社員。
昭和顔?っぽいので昭和に登場するかと思いきや、令和でした。
大物脚本家・江面賢太郎(えも けんたろう)と組んでドラマを作る予定で、羽村のあこがれだったが、実際会ってみると昔話と自慢話に花を咲かせる時代遅れの人だった。どうやって江面と良い作品を作ったらよいか相談する羽村。
市郎は、自分が会って「昔話はやめてください、迷惑です。」と言ってあげると言い出す。
昔話ドラマ「金曜日の妻たちへ」が流れる
1980年代に大ヒットしたTBS系列の不倫ドラマ。「キン妻」が流行語になったことも。
歌手・小林明子さんの挿入歌『恋に落ちて-Fall in Love-』はメガヒットとなり、昭和を代表する名曲のひとつになった。
サカエ(吉田羊)は昭和の市郎宅で「キン妻」に見入っていた。「ザワワだわ~、なんなの、奥田瑛二の色気。板東英二の好感度が爆上がり。」「こんなの泣いちゃう」などとつぶやきながらドラマにハマっている。
キヨシ(坂元愛登)に「令和にいつ帰るの?」と聞かれると、サカエは「キン妻」が終わるまで、とドラマにドハマりの様子。(笑)
サカエが小学生の時のドラマですからね。観たい気持ちはよくわかります。
昔も今も不登校は変わらない、謎の転校生キヨシのはがき
前話から出ていたキヨシと同じ中学の引きこもり生徒の存在。キヨシも令和で同じ引きこもり経験があるので、なんとか力になりたいと思い、先ずは話すキッカケにとラジオに山のようなはがきを送り、キヨシの存在をアピールしようとしていた。
そのハガキの1枚がラジオで流れ、「謎の転校生からのお便りです。」と聞こえてきた。引きこもり宅へ訪問するも「会いたくないです。」と断られる。
しかし、ドラマの後半でラジオでキヨシのはがきが読まれ、引きこもり宅へ行くとドアが開き招き入れてくれた。
心優しいキヨシ。この引きこもりって将来の誰なんでしょうか。どうつながっていくのでしょうか。まさか、八嶋智人?
昔話大好き!大物脚本家の昭和話にズッキー再登場
脚本家・江面の話にズッキー(ロバート秋山)の存在が再登場する。(本人は登場していません)『早く寝ナイトチョメチョメしちゃうぞ』市郎がその話にのり、『大江千里』『尾見としのり』『オメガトライブ』と昭和の話に盛り上がり、江面と市郎は意気投合し、飲みに行く。
昔話の舞台、昭和に戻り純子と再開
令和では秋津の部屋に居候している市郎。秋津は、昭和に戻りたいけど戻らない市郎の背中を押し、時空を超えるバスへ乗る市郎。
昭和では、純子が市郎の帰りを待ちわびていた。喜ぶ純子がカワイイ。
ずっと欠勤している中学校へお土産を手に訪れる。校長にVRを見せると、女の人が見えるそうな…どんな映像が見えていたのでしょうね。もう一人の阪神ファンの先生には阪神タイガースのマグカップ。つい、38年ぶりの優勝、と言ってしまう。えっ38年?!
家で、ムッチ先輩も加え、すき焼きを囲み未来の話に花が咲く。純子が未来の話は嘘でしょう、と聞くので『三原じゅん子が国会議員』『加トちゃん、が80歳にして35歳の嫁がいた』『欽ちゃん82歳、78歳の時大学中退していた』と市郎が話す。
驚愕の純子とムッチ先輩。ですよね~。
そしてムッチ先輩は憧れの近藤真彦がどうなっているかを聞く。『いろいろあってレーサー』と聞くと満面の笑みで「かっこいい~!さすが!」と喜ぶムッチ先輩。
市郎は純子が寝た後、サカエに純子と市郎の運命を語る。サカエは言葉もでない。しかしその話をトイレにいたムッチ先輩が聞いてしまう。サカエは慌ててムッチ先輩を家から連れ出し「今純子ちゃんは蛙化現状が起こっているのよ」「カエル!?」って絶対ムッチ先輩、意味が分かってないですよね。
サカエはムッチ先輩に、さっきの話は全部ムッチ先輩を男にする為の嘘で、純子が好きだったムッチ先輩が純子に気持ちが向いたとたん興味がなくなっているので、ちょっと不安にさせた方がいい、と提案する。アホのムッチ先輩はその話、信じます。
しかし、純子は絶妙なタイミングで部屋から出てきてたんですよね、これが物議を呼んでいます。自分が死ぬ話を聞いていたんじゃないか…と。
純子は昔話の舞台昭和から令和の時代へ
見せたいものがあるから、3時15分のバスに乗るぞ、と純子を令和へ連れていく市郎。純子は東京スカイツリーや耳から何か垂れてる、とエアーポッツにも驚きを隠せず。
純子は令和の喫茶『SCANDAL』で、渚と渚の父(古田新太)と対面する。未来の純子の子供と夫ですよね。「あばずれの純子ちゃん」と言って泣き出す渚の父。2024年を信じられない純子は、マスターのヨボヨボ姿を見る。秋津をみてムッチ先輩と勘違いするも、息子の真彦ですと言われ納得する。
純子は渚に誘われテレビ局へ。そこで松村雄基に出会うと感激する純子。ご本人登場です。市郎が松村雄基と一緒にテレビ出演する『令和Z世代VS昭和おやじ世代』というクイズ番組を観覧する純子。
市郎はなかなかクイズに答えられないうえに、演出で着用していた昭和不良のズボンをバカにされる。純子はたまらず「おい、若い方ばっかりひいきして、人のおやじを小ばかにしやがって。」と怒りだす。
なんだかんだ言いながら、純子はお父さんが大好きなんですね。
ディレクターが番組の趣旨を説明しても「うちのおやじを小ばかにしていいのは娘の私だけなんだよ!」と。純粋な純子に「17歳だから、真剣に受け止めちゃうんだよ」と市郎が言う。
隅で観ていた脚本家の江面に市郎が「ね、先生、今のアイドルは見分けつかないけど、アグネスラムのスリーサイズだったら?」「95、52、92」と即答する江面。
昔話がまだない、と熱唱する河合優実は歌うま!
ミュージカルが始まり、『昔ばなしをしているんじゃなくて17歳の時の話をしている』と歌う。純子役の河合優実ちゃんが「今17歳だから、話すネタがないけど、今見ている光景が昔話になるんだよね。」と言う。
最後の何小節かだけだったけど、河合優実さんの歌が上手かった。怒鳴ったり、驚いたり、はにかんだり、父を心配したり、愛嬌たっぷりの純子を見事に演じ、そのうえ歌うまの河合優実さんです。
第6話のまとめ
今回も豪華なゲストが登場し、笑ったり、ジーンとしたりいろいろと忙しいドラマです。
最後のシーンではムッチ先輩が純子がいないので心配し、サカエに「純子はカエルになったの?」と尋ねに来るところは笑えました。やっぱり蛙化現象の意味わかってなかったんだね。
江面が書き下ろしたドラマの脚本のタイトルが「17歳~この景色、忘れない~」でしたね。
そして、純子と渚は一緒に原宿へ洋服を買いに行くことになります。しかし、もしかしたら純子は自分の運命を聞いてしまったのかもしれない説がSNS上で飛び交っています。
クドカンの脚本ですよ、ありそうな展開ですね。もしかしたら、渚の事も自分の娘とわかっていて楽しい時間を過ごしているのかも?!
コメント